【2020年代目線での】今こそ聴きたいニッポンの大名盤50選〜絶対的名盤10選ー荒井由実「ひこうき雲」

【2020年代目線での】今こそ聴きたいニッポンの大名盤50選〜絶対的名盤10選ー荒井由実「ひこうき雲」

 

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これまで和洋問わず、何千枚もレコードを聴きまくり、またDJの現場感覚から目利きした、2020年代に聴くべき邦楽レコードをお届けする、名付けて、【2020年代目線での】「今こそ聴きたいニッポンの大名盤50選」 […]

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これまで和洋問わず、何千枚もレコードを聴きまくり、またDJの現場感覚から目利きした、

主に1960年代から1980年代にかけて制作されたレコードで、

特に2020年代に聴くべき厳選作品をお届けする、

名付けて、【2020年代目線での】「今こそ聴きたいニッポンの大名盤50選」シリーズのスピンオフ、絶対的名盤、その2です。

 

1枚目は「風街ろまん」でした。誰もが納得の1枚です。

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では、2枚目は、ということ、、、

これも誰もが納得の1枚なのです。

あんまりにも、安全パイすぎで、ごめんなさい、っていう感じのセレクトですが、

リスキーなセレクトは、名盤50選のほうでぜひお楽しみください。

 

ということで、

誰もが認める名盤その2は、ユーミン姉御御大の、デビュー作、

 

 

「ひこうき雲」 荒井由実 東芝EMIレコード 1973年

 

まあ、どこを切り取っても名盤です。

 

なんで、こんなすごいアルバムができたのでしょう。

 

いろいろな偶然が、いや、必然が重なってできたのでしょう。

実は、前に、荒井由実については記事を書いています。

 

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勝手に港区音楽なんて名称をつけてしまいましたが、

この「ひこうき雲」が永遠の傑作になった理由は、たったひとつだと思います。

それは、

誰もが、このアルバムを作った誰もが、

このアルバムを売ろうと思っていなかった。

ただ、良い音楽を作ろうと思っていた。

それだけです。

いや。

もちろん、売ろうとはしていたでしょう。

でも、このアルバムに関わったすべての人を突き動かしていたのは、そうしたビジネス的な損得感情よりも、とにかくいい音楽を創りたい、まだ見ぬ日本の初めての音楽を創りたい、それだったように思います。

 

このアルバムの荒井由実の声 には、他のどのアルバムにもない、切羽詰まった感情があります。

切羽詰まった、ピンと張った鮮烈さがあります。

特に「空と海の輝きに向けて」の彼女の歌声。

世界に向けてここに自分がいる、と、ここに自分の魂があると、少しぐらいの音程の揺らぎをも、ものともしない、絶対的な存在がそこにあります。

 

ユーミンといえば、ゴージャス、時代の先端、シティ、といったイメージがありますが、実は、彼女はとても内省的な音楽を作り続けています。

そしてとても真面目な音楽を創り続けています。

ユーミンは日本の宝です。

そのユーミンの原点、「ひこうき雲」。

もちろん、2作目、ミスリムも含めて、

絶対的名盤です。

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