ミックス音源の作り方その2 Mac ガレージバンド編
今回は、マック編です。
マックには、デフォルトとして、ガレージバンド、というソフトが添付されています。
これが、なかなか優秀なソフトで、演奏をミックスダウンするだけではなく、オーディオファイルを読み込んでの、ミックス音源作りも簡単にできてしまうので、紹介したいと思います。
このギターとアンプのアイコンで有名なソフトですね。
宅録ミュージシャンにとって、なくてはならないソフトでもあります。
今回は、これを、ちょっと強引に、ミックス音源に使ってしまいます。
ところで、ミックス音源作りに関して、前記事で、ウインドウズなら、以下の組み合わせが良いと、お伝えしました。
これですね。
ウインドウズなら「MixPad」と「デジオン」
Windowsでミックス音源を作る場合は、これが一押しの組み合わせなのですが、弱点は、費用がかかることです。
どちらも有料ソフトなので、だいたい2万円弱かかってしまいます。
もちろん、買ってしまえば、ずっと使えるのですが、やはり、そこはちょっと気になるところです。
マックでしたら、無料、という点がとても良いです。
ガレージバンドは、もともと入っていますし、プラス、iTunes(今はmusicというソフト)のふたつで、ミックス音源が作れてしまいます。
ミックス音源の元になる音源を選択しよう
最初は、これです。
このことについては、前記事で詳しく説明していますので、そちらを参照ください。
では、ここが終わった、と仮定して、次に進みます。
ガレージバンドの設定をしよう
ガレージバンドで新規を開くと、このような場面になります。
空のプロジェクトをクリックすると、こうなります。
この画面の「オーディオ」の「マイク」をクリックします。すると、こうなります。
ここで、いくつかすることがあります。
ひとつは、中央上段の情報窓を、タイムに直します。
上と下の画像で、中央上段の情報が変わったのがわかると思います。
続いて、その横の、メトロノームと、フィルインカウントを、リセットします。
これをやらないと、ミックス音源の最初にカウントが入り、メトロノームが周期的にテンポを刻む音が音源に重なってしまうのでご注意ください。
上のサムネイルでは、情報窓の横の「1234」と書いてあるところと「メトロノーム」の記号のあるところが紫になっていて、アクティブになっています。ここをクリックして、灰色の、オフの状態にします。
こんな感じですね。
さて、ここまでが、準備です。
あとは、必要に応じて、トラックを増やしながら、音源を入れ込んでいけば出来上がります。
最終的には、こんな感じなります。
音源をエンコードしよう(非圧縮で)
さて、ミックスが出来上がりました。
ただし、これでは、まだ未完成です。
あと、ふた手間必要です。
ここが、Windowsに負けるところです。
つまりガレージバンドから直接、MP3ファイルにはできないのです。
ですから、まず非圧縮ファイル(aiff)を作ります。
その後に、その非圧縮ファイルを、itunes(music)を使って、MP3に変換します。
手順としては以下のようになります。
ガレージバンドの共有のところで、「曲をミュージックに」を選択します。
ミュージックに送信のところで、音質を「非圧縮」にします。
こうですね。
こうしたら、「共有」をクリックします。
すると、こんな感じで「バウンス中」と表示され、ミックス音源が非圧縮ファイルで出来上がっていきます。
出来上がると、ミュージックのほうに、ファイルができていることを確認できます。
ここまでで、ガレージバンドの役目は終わりです。
「ミュージック」でMP3ファイルをつくろう
ここからは「ミュージック」で、非圧縮ファイルをMP3ファイルに変換します。
まず、ミュージックの上のタグをクリック → 環境設定をクリック すると、下のような画面になります。ここのファイルをクリックします。
すると読み込み設定というボタンが出てきます。そこをクリックします。
すると、こんな感じの画面になるので、読み込み方法をMP3とし、設定で、カスタムを選びます。
するとこんな画面になるので、ここで320kbpsを選びます。
最終的にはこんな感じになります。
これで設定は終了です。
あとは、先ほどのミックス音源を「ミュージック」で表示します。
こんな感じで、音源を選んだら、ファイルから、変換、そしてMP3バージョンを作成、を選べば、320kbpsのMP3が出来上がります。
出来上がった音源は個人でたのしみましょう。