【2020最新版】YouTubeに自作ミックスをあげる方法(ずいぶん簡単になりました)
かつて、僕はYouTubeに自作ミックスをアップしていて、 BAN! をもらったことがあります。
2014年頃でしょうか。
今から6年ぐらい前です。
レコード音源をミックスしたものを、最初、「フリーでソウルな音楽」というミックス名で、ニコニコ動画に上げていました。
これが2012年頃からです。
DJの現場、クラブや音楽バーだけの活動だけでなく、広く聴いてもらいたい、そんな気持ちでした。
こちらが「ニコニコ動画」のサイトです。
最初はまったくの手探りでした。
著作権に関しても、まったく知識がなく、レコードの音源は、たぶん、大丈夫だろう、ぐらいの感覚でした。
最初はどこにあげようか、悩みました。
まだミックスクラウドはなく、そうした音源をあげているのは、youtubeか、ニコ動ぐらいでした。
youtubeも今ほどポピュラーではなく、なんとなく取っ付き辛かったので、ニコ動をプレミアム(月500円)にして、長時間のアップロードを可能にし、ミックスをあげ始めました。
するとそれなりのコメントがつくようになり、フォロワーも増え、するとやる気も出てきて、いい気になってミックスをあげるようになりました。
たまに、著作権に引っかかるのか、「この動画は管理者によって削除されました」というコメントとともに、突然見られなくなる動画もありましたが、どの楽曲が、または画像が、著作権に引っ掛かったのか、といった、削除理由はよくわかりませんでした。
そのうち、やっぱりyoutubeだよなあ、と思い、アカウントをとって、ニコ動にあげた動画を、youtubeにもあげ始めました。
こちらも、けっこう反響があり、コメントなどもいただき、フォロワー数も増え、なんとなくいい気になっていたところ、突然、見られなくなる動画が増え始め、そして、最終的には、アカウントが閉鎖される、いわゆる、BAN! が突然やってきたのでした。
それ以来、youtubeでのアップは諦め、その頃、長時間のミックスがあげられるミックスクラウドというプラットフォームが出現して、これだ、と思い、以来、そこが主なアップロードの場となり、現在、世界中で2600フォロワーがつき、ミックスも、ジャパンチャートやグローバルチャートでたびたび1位になることも多くなりました。
こちらがそのサイトです。
ちょっと自慢ですが、こんな感じです。
とはいえ、やはりyoutubeというプラットフォームは魅力的です。
たまにyoutubeで、例えば、ジャパニーズシティポップ、なんて検索すると、レコード(CD)音源をミックスしたものがけっこう出てきます。
また、楽曲単体なども、わりと多くアップされています。
さらに、アルバム1枚まるまるアップ、なんていうものもあります。
こうしたアップは、 BAN! をものともしない、いわゆる海賊ものなのかなあ、と勝手に解釈していました。
でも、自分としては、youtubeに楽曲があがることで、その著作権者も、そしてアップするクリエーターも、どちらにも利益が生じる、そんなシステムができればいいな、と思っていました。
具体的には、著作権者には、それなりの著作権料が、クリエーターは、そもそも、自分のミックスをみんなに聴いてもらえることが喜びなので、自分のミックスが、たとえ無償でも、アップできる権利を、
そんなシステムができればいいなあ、と思っていました。
2020年8月。
ふと思い立って、6年間封印していたyoutubeへのミックスアップを、なぜか、やろうと思い立ちました。
そして久しぶりに youtube のアカウントを取得し、
ミックスする動画を作り、
youtube、動画アップロードの指示に従って、
アップしました。
6年前と決定的に違ったのは、
あまりにも簡単にアップロードができること、
そして、アップロードした動画の著作権違反がたちまち分かること、でした。
あ、と思いました。
なるほど、と思いました。
これなら、いい、と思いました。
いつのまにか、自分が、かつて思い描いていたシステムが出来上がっていたのです。
つまり、ミックス動画をあげることで、著作権者、つまり、アーティストにも利益が出て、ミックスをあげるクリエーター(DJ)にとって、どれが著作権的のオッケーな楽曲なのか、どれがダメな楽曲なのか、それが瞬時に分かるようになっていたのです。
また、どの国の著作権に引っかかるのか、それさえ、分かるようになっていたのです。
素晴らしい、と思いました。
これなら、安心してミックスをあげることができます。
アーティストにとっても、何十年も前の楽曲で、微々たるものかもしれませんが、少しばかりの収入にもなります。
本当にいつのまにか、素晴らしいシステムになっていました。
こちらが自分のyoutubeチャンネルです。
そしてこちらが著作権の概要を表している場面です。
このように、例えば、佐藤博の「スーパーマーケット」なら、クリエーター(動画アップ者)は、この動画で、収益化はできないのですが、著作権者には広告収入が支払われる、ということになります。
いくつかの動画をアップしていて、わかったことは、アーティストによっては、まったくアップできない人もいることです。
大御所でいえば、
松任谷由実
はまったくだめです。
吉田美奈子は、楽曲によっては、(扉の冬あたり)はアップできるものもあります。
大瀧詠一も、初期のものはアップできます。
ただし、CBSソニー系は、例えば、太田裕美、斉藤哲夫、あたりは、楽曲によってアップできないものがあります。
また、外国勢は、大御所は、なかなかアップできないものが多いです。
といった具合に、どれがアップできない原因なのかが、分かるだけでも、とても素晴らしいシステムになっていたyoutube事情でした。