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風街をあつめて(5)
松本隆、5回目です。 松本隆の項は、 前回で終わったつもりでしたが、 確かに語りたいことは、ほぼ、終わったのですが、 ですから今回は、蛇足、というか、スピンアウトというか、 そんな内容です。 […]
風街をあつめて(4)
風街についての考察4回目です。 風街をあつめて(3)で、風街を可視化しました。 1950年代の南青山です。 もう一度、写真を載せます。 この写真は、国土地理院が公開している1945年〜1950年の南青山〜西麻布の航空写真です。 真ん中は青山霊園で […]
風街をあつめて(3)
風街をあつめて、3回目です。 今回も、松本隆です。 松本隆に「微熱少年」というエッセイ集があります。 初版は1975年です。 「風のくわるてつと」が、松本隆にとって、青春の墓標とすれば、 こちらは、微熱からの卒業、でしょうか。 「風のくわるてつと」では、まっす […]
風街をあつめて(2)
前回記事で、 現代Japanese popsのルーツは、 港区音楽だった的なことを話しました。 今回は風街の住人、松本隆について、深く考えてみます。 松本隆は1949年7月16日、東京都港区南青山で生まれます。 星占い […]
風街をあつめて(1)
今回の話題は風街です。 ところで、日本の音楽のはじまりはどこだったでしょうか。 あ、ここでいう日本の音楽とは、今に繋がる、いわゆるJ-POP的な、というか、今のヒトたちが普通に享受している日本発の商業音楽のことをいいます。 これはもう、いろいろなヒトが言及しているように、それは「はっぴいえんど」だった、という言説に […]
【2020年最新】今こそ聴きたい甘茶ソウル名曲10選〜sweet soul musicの深い森へようこそ!
【2020年最新】今こそ聴きたい甘茶ソウル名曲10選〜sweet soul musicの深い森へようこそ! さて、甘茶ソウルです。 甘茶ソウル? 新しいスイーツ??? いえ。 ソウルミュージックです。 すごーく甘いソウルミュージックです。 だいたいが、1960年代から1970年代半ばまでにリリースされた、 しかも、ここがけっこう大事なのですが、あんまり売れていない、 例えば、シングル […]
WEB/STORY「哀しき70’s Kids」ch.14 最終章
「僕たちはみんな、哀しき70’s kids」 とりあえず思い出話はこれで終わりだ。 だが、往々にして、こういう話には後日談がある。 「それで、夏美ちゃんや春菜ちゃんは、夏休み、何、やっているの?」僕は運転しながら助手席の真理に訊いた。 「夏美は中学生だから毎日部活。それから塾の夏期講習。演劇部なんだ。演劇、相当好きみたい。しかも古 […]
WEB/STORY「哀しき70’s Kids」ch.13
「そのとき、僕たちはたったの中学三年生だったんだ」 光が差し込んでいる。 一瞬僕は自分が森の奥深くにいるように思えて飛び起きると、そこは吉田さんの家の応接間だった。朝の光が応接間に舞う淡い塵にキラキラ反射していた。人の気配がして振り返るとそこに真理が座っていた。彼女がなぜここにいるのか一瞬わからず、けれど寝る前の吉田さんとのいきさつを急に思い出して、真理の顔をまともに見 […]
WEB/STORY「哀しき70’s Kids」ch.12
WEB/STORY「哀しき70’s Kids」ch.12 「俺は、最低の男、なんだ、、、」 吉祥寺駅を降りると改札口で手を振っている女性がいた。 「吉田真奈さん。私のピアノの先生」その女性を真理はそう紹介した。吉田さんは世間一般のピアノの先生イメージとはまったく違う、洗いざらしの白いTシャツにこれまた洗いざらしのところどころ破けたジーンズ、背は […]
WEB/STORY「哀しき70’s Kids」ch.10
「夕暮れの河原、僕と真理と、蕪谷だけの、川の音」 二学期になった。 朗報があった。シンプルドリームの学校祭出演に正式許可が下りたのである。これはもう山田正義、坂下真理、染谷美保、という優等生トリオの信頼の賜以外の何ものでもなかった。だから練習にも自然と熱が入った。週一回、日曜の午後、僕達はヤマさんちの納屋で練習した。ドラムはいなかったが、それでも僕達は真剣に練習した。これなら蕪谷に聞かせても文句は […]