WEB/STORY「哀しき70’s Kids」ch.9
WEB/STORY「哀しき70’s Kids」ch.9 それから僕達は何度か蕪谷の蔵で練習をした。 練習するたびにうまくなる手応えを誰もが感じていた。 心をひとつにする喜びも感じていた。 僕達はもう、正真正銘の仲間だった。 ヤマさん。僕。ダースコ。坂下真理。染谷美保。蕪谷樹一郎。 五人のシンプルな夢を目指す仲間。 でも。 突然、大事件が勃発したのだった。 & […]
WEB/STORY「哀しき70’s Kids」ch.9 それから僕達は何度か蕪谷の蔵で練習をした。 練習するたびにうまくなる手応えを誰もが感じていた。 心をひとつにする喜びも感じていた。 僕達はもう、正真正銘の仲間だった。 ヤマさん。僕。ダースコ。坂下真理。染谷美保。蕪谷樹一郎。 五人のシンプルな夢を目指す仲間。 でも。 突然、大事件が勃発したのだった。 & […]
WEB/STORY「哀しき70’s Kids」ch.8 「バンドが転がり始めた。蕪谷が、オレたちの仲間になったんだ」 夏休みになった。 蕪谷は一度も登校してこなかった。 僕とヤマさんは例の道を調べまわったが、場所を特定することはできなかった。 そして、夏休みになった。 そう。夏休みに。 中学最後の夏休みに。 1975年の夏休みに、なったんだ。 […]
【2020年代目線での】今こそ聴きたいニッポンの大名盤50選〜絶対的名盤10選ー荒井由実「ひこうき雲」 これまで和洋問わず、何千枚もレコードを聴きまくり、またDJの現場感覚から目利きした、 主に1960年代から1980年代にかけて制作されたレコードで、 特に2020年代に聴くべき厳選作品をお届けする、 名付けて、【2020年代目線での】「今こそ聴きたいニッポンの大名盤5 […]
【2020年代目線での】今こそ聴きたいニッポンの大名盤50選〜絶対的名盤10選ーはっぴいえんど「風街ろまん」 これまで和洋問わず、何千枚もレコードを聴きまくり、またDJの現場感覚から目利きした、 主に1960年代から1980年代にかけて制作されたレコードで、 特に2020年代に聴くべき厳選作品をお届けする、 名付けて、【2020年代目線での】「今こそ聴きたいニッポンの大 […]
WEB/STORY「哀しき70’s Kids」ch.7 「1970年の思い出。そしてまたもや染谷からの告白」 『道をなくした者』クンの葉書については、蕪谷の家を訪問した数日後、さっそくヤマさんに報告した。 話を聞き終わったヤマさんは、おごそかに言った 「マー。それは、俺の鋭い勘によるとだ。それは、確かに、蕪谷だ」 & […]
WEB/STORY「哀しき70’s Kids」ch.6 「すごいことが起こった。奇跡のようなこと。そして謎は深まる」 いやあ、暑くなったね、そろそろ梅雨も終りだ。すると夏がやってくる。ボーイズミーツガールズ、新たな出会いのシーズンがやってくるわけだ。 キミの夏も、そんな心踊る熱い夏になるといいね。心優しきDJの僕はいつもスタジオか […]
WEB/STORY「哀しき70’s Kids」ch.5 「そうだった。染谷は英語係だった」 次の日もそのまた次の日も雨だった。 謎の転校生、蕪谷樹一郎は未だ一度も学校に来ていない。 佐島は、ハッハッ、あの野郎、俺のことが怖くて学校に来れねえでやんの、ハッハッ、東京野郎はナヨナヨしててよ、モヤシ以下だわ、 […]
WEB/STORY「哀しき70’s Kids」ch.4 「優等生が幼なじみだと、困るんだ」 家に戻ると母親が、ヤマさんと真理ちゃんから電話があったよ、と告げた。 えっ? と思った。 ヤマさんはともかく坂下真理から電話とはめずらしい。 坂下真理。 幼なじみである。 chaper.3 &nb […]
【2020年代目線での】今こそ聴きたいニッポンの大名盤50選〜Vol.4〜大塚まさじ『風が吹いていた』1977 1970年から始まった世界的な音楽の革命は、1977年に頂点を迎えた、と思っています。 それ以降のポップミュージックは、単に1970年から1977年に発明された様々な試みの再生産でしかない、のでは、とも思います。 だから、1977年には、世界的に名盤が集中して […]
【2020年代目線での】今こそ聴きたいニッポンの大名盤50選〜Vol.3〜友部正人『誰もぼくの絵を描けないだろう』1975 これまで和洋問わず、何千枚もレコードを聴きまくり、またDJの現場感覚から目利きした、 主に1960年代から1980年代にかけて制作されたレコードで、 特に2020年代に聴くべき厳選作品をお届けする、 名付けて、【2020年代目線での】「今こそ聴きた […]